神戸–地産地消の視察

何気なく食べている物の産地ってどこだろう

誰が作ったんだろう

2016年から「食都神戸」を掲げ、食による魅力づくりや地産地消の推進をし続けている神戸に、同じくこれから地産地消を根付かせていこうとしている、宮古島市の推進メンバーさんと視察に行ってきました。

食都神戸プレス

山と海そして都市が一体となっている神戸は、農家さん、漁師さん、市民、企業、行政が一体になり、それぞれの取り組みを活発に行っていました。




「須磨浦水産」

地場産業づくりを数名の漁師さんから始め、今では「須磨海苔」や「須磨サーモン」など次々と特産品と六次産業をつくり出し、若者の雇用を拡大させていて、市民向け地引網イベントなどもやっているイケイケの漁業協同組合さん。

「須磨浦水産」






「EAT LOCAL KOBE」

都市で生産者と繋がる事のできるファーマーズマーケット。自然栽培の物などを中心に毎週土曜日に朝市を開催している。小泉さんに立ち上げ時から今そしてこれからの課題やビジョンなどのお話を聞くことができました。

EAT LOCAL KOBE



EAT LOCAL KOBEの店舗版FARM STANDも必見です。








「ヤマダストアー」

生鮮食品から加工品、お酒など神戸や兵庫産をメインに取り扱っている地産地消・オーガニックの大きなスーパー
ほとんどの商品に、食に関するメッセージのようなポップが付いていて、読みながら買い物するのが楽しいので、ついつい滞在時間が長くなる
ヤマダストアー須磨離宮公園店




「脱力系八百屋ちょっとどころじゃないです」(店名)

八百屋さんでクリエイターでもある店主かこさんの世界観は、店名や手書きのPOPから青果の仕入れ方法まで逸脱。
脱力系八百屋 ちょっとどころじゃないです




「FARM CIRCUS」

近隣農家さんの所得向上を目指す、道の駅のファーマーズショップ
道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢




「ナチュラリズムファーム」

CSA(Community Supported Agriculture)という野菜の契約定期便を通じて有機農業を支える仕組み。有機農業スクールの開催。オーガニック学校給食の推進。無人販売もやっている
ナチュラリズムファーム




神戸視察をアテンドしてくれたのは、神戸にある「食」を中心とした企画編集制作をされているKUUMAさん
食とアートの交差点というテーマで「汀」というご飯屋さんもやっています。空間もおもしろくご飯が本当に美味しい〜
KUUMA inc.

デコールはこれからKUUMAさんと共に宮古島市の地産地消のデザインをお手伝いします。



特に印象が大きかったのは、そこに伴走しているクリエイター達の活躍。
まだまだ理解がされにくい地産地消という分野を解りやすく、楽しく、社会に馴染ませているパンフレットやポスターなどのデザインがいろんな現場で活きていて、「デザイン都市神戸」宣言をしているぐらい行政もクリエイターの力を重視していて、共働で環境を作っていこうというスタンスを感じました。




島の中で作られた物を消費した方が島の中でお金が循環する。

逆に島外のものばかり消費しているとお金は島外に出て行く。

長く台風が居座ると食料が島に入って来ないので、家の冷蔵庫もスーパーの棚もガラガラ~

島で生産した物が島内で回っている状況なら食が自給できているので安心。

離島も沖縄本島も「島」なので深刻な問題だ
それを解決するのが地産地消と言われている。

便利になり物も溢れて選択肢も増えてるけど、食はなるべく地域の循環に繋がる物を選んで食べようと思う。

本当に農家さんや漁師さん尊敬です。

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