バッカスの胃袋 立看板のちょっとした解説

(旧)ヘリオスパブが「バッカスの胃袋」へと改名とされる事となり、デコールが店舗看板のデザインもリニューアル担当させていただくことになりました

メインの入口正面看板は、歩行者の目線より高い位置にありどちらかというと遠くの人に見せる看板なので、歩行者の目線から見えづらく認識しづらいという課題がありました。

そこで、メインとは別で入口付近を通る歩行者向けに、なおかつ営業時の開閉に合わせて出し入れできるような立看板を提案、制作ことになりました

よくある普通の四角い立看板ではなく、やっぱりクラフトビール酒造所直営の飲食店であることが伝わる、雰囲気が出るようなデザインが最良となってきます

 

 

ヘリオス酒造さんはクラフトビールを始め、樽を使った泡盛やリキュール作りを主に作っている歴史ある酒造所です
工場に行くと使えなくなった古い樽達が大事に保管かれています

基本理念である”自然環境の保護”に積極的に取組んでいて
資源の再利用化と再資源化もそのなかのひとつの取り組みにあることを話に伺いました
そこで、樽を再利用した看板を作ったら雰囲気も出せて見る人も面白いかなと考えました

 

樽に使われている木は北米産の木材で、ガッシリと硬くて重いので看板にはもってこいの素材です

蓋の部分は看板の顔になる版面として加工していきます

 

 

樽の胴体をバラした部材は骨組みとして使いわけし、固定するつっぱりも樽の部材で作っています
蝶番とビス以外は全て樽だけで作っています

 

 

版面のロゴの加工は、糸満にある福祉作業所ひかりサポートさんのレーザーカッターを使ってレーザー彫り加工をしています
木の材質が本当に硬くて数回にわたってレーザーあてたので時間はかかりましたが、やはり木の風合いが残せて自然ないい仕上がりになりました。

 

 

正面、横、後ろから見ても曲線が面白いデザインになっています。

 

 

樽の栓が付いている部分はあえて正面に、看板が樽であった時代を思い起こす遊びを入れています。

 

 

 

樽看板は折りたたみ式になっていて閉店時は折りたたんで収納できます

 

 

樽製法の酒造所さんならではの特徴を活かし、雰囲気の伝わる立看板を作ることができました。
看板ひとつ作るのにも事業の独自性や特徴を掘り下げると面白いものができます!

樽に感謝!カンパ〜イ!

 

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